1625 Studio

音楽とギターの話がメインのブログです。 たまに野球ネタも・・・

ギター再塗装の巻き

ギター再塗装の巻き 最終回

あのギターはどうなったんだ?なんてお問合せは一度も頂いておりませんが、
作業はチマチマ続けておりました。(笑)

2013年6月13日の記事以来の続編なのですが、あんだけウレタンスプレーを吹いたのに
ギターの表面を平らに出来るほど耐水ペーパーを掛けることが出来ませんでした。(泣)

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それで塗装面まで傷めてしまったので、一回塗装をサンディングシーラーレベルまで剥がして、
再度塗装をやり直し・・・

今回は塗装の密着力を少しでも上げるため、塗装と同じメーカーである
SOMAY-Qのプライマーを使用しました。

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そして再度、SOMAY-Qのまるで石すっごいリアルゥ~!を使用して石塗装。(笑)

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これはコレでそれなりにリアルなんですが、水に弱く、カチカチにならないのが最大の欠点。
でも、これ以外、石っぽい塗料ってないんですよね。(泣)

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ここまでは理想通りです。(笑)

製造元のSOMAY-Qでは、保護ツヤ出しを吹くように謳われていますので、
まずはコレを吹いてみました。

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成分は合成樹脂(アクリル)、有機溶剤とのこと。
ツヤ出しなので、結構テカテカします。(泣)

これだけでは保護強度的に全然物足りないので、さらにウレタンスプレーを
吹くことにしました。

前回まではアサヒペンのものを使用していましたが、今回はHoltzに変えました。
厚く吹いてしまうと、完全に硬くなるまでは結構時間が掛かります。
フライングしないことが重要です。

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化学の知識は殆んどないので、アクリルとウレタンが反応して上手いこと行かないのでは
ないかと心配しましたが、思い切って吹いてみたところ大丈夫みたいでした。

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 元々が凸凹なので、一回ウレタンスプレーを吹いてから耐水ペーパーを掛け、
再度ウレタンスプレーを吹くという面倒な作業をしました。

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それでもこんな柚子肌状態です。(泣)

これ以上お金も掛けられないので、これに耐水ペーパーを掛けて強引に打ち切る
ことにしました。

そんで、いよいよ・・・

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完成!!(ということにしました。)

大満足とは行きませんでしたが、まぁこんなもんでしょうか・・・
ちょっと石っぽいですよね?(笑)

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ピックアップや、ちょっとしたタッチアップにはタミヤカラー XF-19 SKY GREYを使用。

やっぱり、ギターの塗装は難しいですね。
餅は餅屋。
プロに任せたほうが、綺麗に仕上がるし安く上がるかもしれません。(泣)

もしもどこかで、このギターを弾いている姿を見かけましたら、是非ツっ込んでくださいね。

Fin
 

ギター再塗装の巻き その5

一応、上塗りが終わったんですが、置物ではないためトップを吹かないと
塗装が剥がれる恐れがあり、トップにクリアーを吹く必要があります。

何を吹こうかということですが、ボクは迷わずウレタンコートです。
やっぱり強度重視です。

でも化学の知識が無いので、上塗りとトップが反応してしまうのではないかと
心配しましたが、弱溶剤を使用しているということで思い切って吹いちゃいました。

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まず、一回目。
このスプレーはかなり細かい霧状に吹かれるので、サラッと吹く感じです。

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2回目

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3回目

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4回目

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クリアーということもありますが、この画像ではあまり変化が分かりませんね。
一応、ギターの左下辺りのてかりを確認できます。
なんとなく、それらしくなってきました。

後で耐水ペーパーを掛けたいので、とにかく厚く吹きたいと思い、この時点で
2本のスプレーを使い切ってます。

余談ですが、ガレージ内でウレタンを吹くのは大変ですよ。
マスクを付けて作業したものの、鼻の周りはツルツルテカタカ。
体に良くないものを結構吸ってしまったかもしれません。

続く。


 

ギター再塗装の巻き その4

いよいよ上塗りです。

1回目はサラっと吹きます。

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2回目でなんとなくそれらしくなりました。

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3回目はスプレー残量の関係で表側にちょっと吹けただけです。

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イメージ通りの仕上がりです。

使用した塗料はコレです。

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布袋寅泰のコンクリートギターにもインスパイアーされたんですが、
それよりずっと前の高校時代に、クラスメイトの岩崎君がベースを
石風に仕上げていたのに感銘を受けたのがそもそもの始まりです。

地元に岩崎石材という会社があって、それに自分の名前を掛けたと思うんですが、
美術部の岩崎君らしい塗装でした。(笑)

ここまでは順調です。

ガレージの中で塗装作業を進めていますが、このスプレーを使うと、
塗料がまわりに飛び散って大変です。
飛び散った塗料が付着すると、酷く汚く見えるので注意が必要です。


 

ギター再塗装の巻き その3

前回、耐水ペーパーの掛け過ぎで木地が出てしまったのでやり直しです。(泣)

400番は結構削れるので、注意が必要です。

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ここまでは、満足の出来です。

実は、こんなにまで頑張る必要がないということが次回判明しますが、
取りあえず、気の済むまでやってみたかったのです。

短いですが今回はここまで。

To be continued

ギター再塗装の巻き その2

前回の下塗りに続きまして中塗りです。

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ワシンのラッカーサンディングシーラーを使用しました。
特長として乾燥が速く、透明で研磨性に優れているそうです。

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吊ったまま、ハケで中塗りです。

1時間以上時間を空けて2度塗りました。

そして十分乾燥・・・

この段階としては、結構綺麗に仕上がった感じがします。

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しかし、耐水ペーパーの400番を掛けて整えると・・・

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下地が出てきてしまいました。(泣)
かなり悔やまれます。

上塗りと同じで、かなり厚く塗らないとサンドペーパーで平面を出すのは
難しいということを改めて実感しました。

研磨性に優れているのはいいのですが、削れ過ぎか・・・

サンディングシーラーも十分余っているので、やり直すことにします。(泣)


 

ギター再塗装の巻き その1

G.W.最終日はいかがお過ごしでしょうか?

ボクの住んでいるところは、連休中一番の陽気です。

ということで重い腰を上げ、ギターのリフィニッシュに手を掛けました。 

対象となるギターは、先日のブログでもちょっと触れたGK Divided Pickupを内蔵していたSpirit by Steinberger GU-DLX MOD.です。

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5~6年前から空いた時間を見つけては、コツコツと手作業で塗装を剥がしてきました。(泣)
まぁ、剥がしてから2年くらい放っておいたんですけどね。(という訳でかなり乾燥したと思います。)

ポリウレタン塗装だったので、アイロンで温めながらやれば楽だったと思うのですが、やり始めた当時はそんな手法を知らなかったので、全てサンドペーパーによる完全手作業です。
サンドペーパーで全部の塗装を落とすのは、かなり大変な作業ですよ。

実は、ギターの塗装を全部剥いだのは2本目です。
1本目は、塗装が及ぼす音の違いを確かめるためIbanezのSteve Vai Signatureを剥ぎました。
再塗装せずオークションに出品したら、予想外の高値で売れましたよ。(笑)
作業量が作業量だっただけに、報われたっていう感じでしたね。

そして今回の目的はリフィニッシュです。
ちょっと変わった塗装を狙っています。(笑)

まずはマスキングテープでキャビティー等をマスキングします。

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そして下塗りです。

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薄く満遍なく吹き付けました。

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ボクは100ml缶を使い切りましたが、300mlは必要かと感じました。

続く・・・


 


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