6262 InfiniumはEMGのようなアクティヴピックアップを使う分には問題無いんですが、パッシブのハムバッカーを使ったりするとギターを弾かないでボリュームを全開にしただけで、コーッというような音が聞こえます。いわゆるホワイトノイズではないです。

ギター側のヴォリュームをちょっと下げてやると治るんですが、その際に何故かワウを半開きした時のようなニュアンスが少しあります。
この原因が良く解らず、真空管に問題があるんじゃないかと思ってました。

解決に向け、まずは、パワー管を交換。
しかし、パワー管を交換しても変化を感じません。
元々、ヘタっている訳じゃなかったですからね。

Peavey 6505+はゴゾゴゾ音がすることがあるので、きっとプリ管がヘタっているんだろうと思い、JJ ELECTRONIC ECC83SをPeavey 6505+に載せ、Peavey 6505+に載っていたRUBY TUBESの12AX7AC5をBugera 6262 Infiniumに載せるという真空管のローテーションを計画していました。

6505-1

ところが、Peavey 6505+にJJ ELECTRONIC ECC83Sを載せたところ、出音がメッチャMarshallぽくなってしまい、キャラの濃い Peavey 6505+を完全に食ってしまった感じ。
ということで、この案は取り下げ。

6505-2

次に、Bugera 6262 InfiniumにJJ ELECTRONIC ECC83Sを載せみたんですが、やっぱりJJ ECC83Sのキャラが濃過ぎました。
しかもコーッいう音の問題は解決できず・・・

この時気付いたことがありまして、RUBY TUBESもBUGERAもチャイナ管ということは知ってたんですが、見た目がまるで一緒。
間違いなく、同じ工場で製造された同じ真空管ですね。
プリ管が同じ訳ですから、音が似ていると言われて当然な訳です。

6262-1

6262-2

ということで本家のニュアンスを残したいのと、問題を解決できないのとでJJ ELECTRONIC ECC83Sへの交換も取り下げ。
 JJ ELECTRONIC ECC83Sを6本も買ったのは何だったんだ・・・(泣)

ただ、問題をどうしても解決したいんです。

真空管そのものに問題が無いということが判明したので、後はプリ管のゲインが高過ぎるんじゃないかということを疑いました。

Bugera 6262 Infiniumは、Peavey 6505+と違い、恐らくクリーンを綺麗に出すためにプリ管を使い分けているんですが、Bugera 12AX7Cが4本、Bugera 12AX7Bが1本、Bugera 12AX7Aが1本という構成です。
多分、真空管そのものは同じで、12AX7A > 12AX7B > 12AX7Cの順にゲインで選別されていると思われます。
ということで、全て最もゲインの低い12AX7Cを6本使ってみることにしました。

するとどうでしょう、コーッという音は消えませんでした。
ん〜残念。
これはもうアンプの個性なんですね。
もう諦めよう。

結局、プリ管はデフォルトに戻し、Bugera 6262 Infiniumは相性の良いMUSIC MAN LUKEⅡ専用アンプとして使うことにしました。

それと購入してから気がついたんですが、GROOVE TUBES GT-6L6SはJJ ELECTRONIC 6L6GCの選定品であり基本的に同じものなのに、GROOVE TUBES GT-6L6S QUARTETの方が1,100円安い上に、確実にマッチングされていることを知り、ちょっとショックでした。
GROOVE TUBES GT-6L6Sにすれば良かった!!

授業代が高く付きましたが、いろいろ勉強させて頂きました。